アルバイトでもカードローンは利用できるの？審査通過のポイントと注意点全解説

アルバイトやパートで生計を立てていると、急な出費などでお金が足りなくなってしまうことがよくあります。そのような場合は、カードローンを利用して 急場を凌ぐのも一つの手です。アルバイトでは、カードローンの審査が通りにくいといわれることがありますが、審査の流れや注意点を把握しておけば 充分に借入れ可能です。

本記事では、「審査で有利になるポイント」や「審査を受ける上で注意しておきたいこと」などをご紹介します！

アルバイトでもカードローンの審査を通過することができる？

アルバイトでも安定した収入があれば審査は通過する！

アルバイトやパートでも、10万円程度の安定した収入があって、成人していれば審査に通過する可能性はあります。ただし、カードローンによっては、アルバイトやパートは利用不可としていることもあります。

カードローン会社のホームページには、貸付条件がまとめられていますから、アルバイトやパートで生計を立てている方をも貸付対象としているかを事前に確認しておきましょう。

カードローン各社の貸付条件一覧

カードローン会社の貸付条件をまとめましたが、この一覧からも明らかなように「年齢が20歳以上で、安定した収入があれば」アルバイトでも利用を可能としているカードローン会社が多いことがわかります。

実際、アイフルは、自社の利用者の職種の統計を公開していますが、そのデータによると下記の図のように、アイフルの利用者の1/4を占める23.6%はパートやアルバイト、契約社員なのです。

参考リンク：みんなの情報をご紹介します（https://www.aiful.co.jp/topics/?cid=PE13H906）

アルバイトでも、カードローン審査が有利になる６つの条件とは

アルバイトやパートタイマーがカードローンの審査を通過する上で確認しておきたい６つの有利な条件があります。これらの条件を満たしていれば、カードローン審査通過の可能性は高くなります。

勤続年数が1年以上

カードローン審査においてはどんな勤務形態でも勤続年数が長ければ長いほど良いとされています。これはアルバイトにも当てはまります。

単発のアルバイトをいくつもやることで収入を得ている人よりも、一ヶ所で長年働いている人の方が高く評価されます。具体的には、同一のバイト先で1年、最低でも半年以上の勤務年数があると高く評価され、審査で有利になります。

毎月継続的に安定した収入を得ている

カードローンの審査では、年収の高さよりも、収入の継続性と安定性の方が重視されます。ですので、毎月、5万円～7万円程度でも良いので一定の安定した収入を得ていればカードローン審査で有利になります。年収では大体60万円程度が目安です。

逆に、20万の月収がある月もあれば、無収入の月もあるといったように、極端に月々の収入が安定していない方は、年収は高くとも、審査の時に不利になります。

社会保険に加入している

アルバイトで生計を立てている人の保険には、「国民健康保険」と「社会保険」の２つがあります。カードローン審査に際しては、保険証の種類も確認され、「社会保険」の方が有利であるとされています。

社会保険証は、正社員の3/4の勤務時間と勤務日数を働いていれば勤務先から発行されます。つまり、社会保険証を持っていれば、長期で働いていて一定の安定した収入があることを証明することになるのです。加えて、社会保険証には企業名も記載されていて、勤務先の確認もできるので、審査に有利となるのです。

居住年数が長い

カードローン審査の際、居住年数も確認されます。これは夜逃げの可能性を考慮するためです。入居して1年以上が経っている、あるいは、持家や実家暮らし、社宅や寮の場合は夜逃げの可能性が低いとされて、審査で有利になるようです。

逆に、転居を繰り返していたり、賃貸マンションに引越をしたばかりだったりすると、夜逃げを不安視されて、審査が不利になることがあります。

年齢が若い

カードローン各社は、20～60才の方を対象に貸付を行うとしています。しかし、アルバイトの場合、年齢が若いほど審査に通りやすい傾向にあるようです。

20代のアルバイターと高齢のアルバイターの場合は、やはり後者の方が返済能力を不安視されてしまいます。特に、55才以上となると審査に不利になる傾向にあるようです。

借入希望額が10万円以内

貸付業法の1つに「総量規制」というものがあります。この法律によって、原則的に、お金は年収の1/3までしか借りられないことになっています。

逆に、年収の1/3までならばお金を借りることが可能なわけですが、カードローンの審査を有利にしたいのならば、借入希望額を10万円以内に押さえておくとよいでしょう。

借入希望額が高ければ高いほど、カードローン会社は 返済されなかった時にリスクを負うことになります。ですので、10万円程度と少額にしておけば、カードローン会社のリスクは低くなるので借りやすくなるのです。

アルバイトがカードローン審査で失敗しないために注意したいこと

アルバイトやパートで審査に有利になるポイントに当てはまっていても、審査時にやってはならないことをすると、審査に落ちてしまうことがあります。カードローン審査で、やりがちな注意事項を確認していきましょう。

収入をごまかさないこと！

アルバイトやパートの方がカードローンを利用する際に、審査を通りやすくするために、ついつい年収を盛って申告してしまうことがあります。

カードローン会社は、その人の年収をチェックして、いくら貸し出すかの上限を決めます。そのため、年収を盛っても必ずカードローン会社にバレてしまいますし、年収以外のことも嘘を吐いているのではないかと考えられて、審査に落ちてしまうのです。

そもそも、カードローンの審査において重視されるのは、「年収の多さ」ではなく「継続した収入があるか」です。年収を盛ることは審査において有利になることは絶対にありませんからやめましょう。

複数のカードローン会社に同時に申し込まないこと！

１ヶ月に２社以上のカードローン会社に申し込みをした場合、審査で不利になります。審査に不安を感じている場合、とりあえず複数のカードローン会社に同時申し込みをして 審査に通った中から選んで融資を受けようと考えることもあるでしょう。

しかし、実は「カードローンの申し込みをした」という情報は「信用情報機関」に半年間保存され、各カードローン会社で情報共有されてしまいます。そのため、複数のカードローン会社に申し込みをしている人は「かなりお金に困っている人」と判断され、審査で落とされてしまうのです。

カードローンの申し込みは、一か月に二社まで！　それ以上、申し込むと審査に不利になることを覚えておきましょう。

申込書は正直に間違いなく書くこと！

カードローン申込書をいい加減に書いたり、嘘を書いたりすると、それだけで審査に不利になります。カードローン会社は、申し込み内容と信用情報機関から取り寄せた信用情報の内容との間に齟齬がないかをきちんと確認します。

そして、嘘や誤りがあった場合、信用ができないということで審査に落とされてしまうのです。故意ではなく誤って書いた場合も同様です。カードローン申込書類には、正確な情報を記入し、提出前に誤りがないかをきちんと再確認しましょう。

アルバイトの人がカードローン選びで押さえておきたい2大ポイント！

アルバイトやパート勤務の方にお勧めのカードローンの選び方として、押さえておきたい２つのポイントがあります。

金利が低いカードローンを選ぶ

カードローンの金利は、審査の厳しさと反比例の関係にあります。審査が甘いところは金利がかなり高い傾向にあり、審査が厳しい銀行系のカードローンは金利が低い傾向にあるのです。

アルバイトの場合、審査落ちの不安から金利が高く審査が甘いカードローンを選びがちです。しかし、アルバイトでも、先に確認した「アルバイトのカードローン審査が有利になる６つの条件」を満たしていれば、低金利で審査が厳しいカードローン会社でも借りることができます。

金利は後々負担になってきますから、極力、低金利のカードローンを選びましょう。

無料利息期間があるカードローンを選ぶ

カードローン会社の中には、初めての利用者に限って、１ヶ月間は無利息期間を設けているものがあります。アルバイトの場合は、レギュラー勤務のバイトの他に、短期バイトをいくつか掛け持ちして一時的にお金を稼げば、無利息期間内に返すこともできます。

無利息期間の期限内に返せば、利息がつかずに借りた分だけの返済で済むのでかなりお得です。もしも、短期バイトなど短期間で多くの収入が得られる当てがあるならば、無利息期間を設けているカードローンを選択しましょう。

無利息期間を設けているカードローン会社一覧

カードローンの審査の難関「在籍確認電話」をアルバイトがスムーズに乗り切るには？

カードローンの審査において、厄介となってくるのが在籍確認の電話です。在籍確認とは申込書に記載したアルバイト先に、あなたが本当に働いているかを確かめるために、カードローン会社があなたの勤務先に電話をかけてくることです。

在籍確認電話がかかってくることによって、カードローン利用を周囲に知られるのではないかと不安になることもあるでしょうし、電話が個人にかかってくるのが珍しいアルバイト先では電話そのものを極力避けたいと感じることでしょう。

ある意味、審査の難関ポイントともいえる「在籍確認電話」をアルバイトの方が、周囲にカードローン利用を知られたり、電話がかかってくることを怪しまれたりせずにスムーズに乗り切る術を確認してみましょう。

在籍確認の電話でカードローン利用が周囲に知られることはない！

お金を借りるということは、かなりプライベートなことであり、極力他人には知られたくない事柄です。このことは、どのカードローン会社もわかっていることです。ですから、ブライバシーには充分に配慮してくれます。

カードローン会社の名前は出さずに、あたかも個人的な用があるかのように「××さんはいますか？」と電話をしてきてくれます。そして、実際に利用者が電話に出るか、他の方が「ただいま席を外しております」といった返答をするだけで在籍確認は完了です。

ですので、在籍確認の電話によってアルバイト先で恥ずかしい思いをすることはありません。

電話がかかってくるのが困るなら、カードローン会社に事前相談を！

カードローン会社は、社名を名乗らないなど、在籍確認電話においてプライバシー情報を保護する努力をしてくれます。しかし、アルバイト先によっては個人に電話がかかってくるのが不自然な場合やそもそも電話機がない場合もあるでしょう。

その場合は、申し込みをした段階で、すぐにフリーコールでカードローン会社に相談をしてみましょう。カードローン会社によっては下記のような書類を確認することで、在籍確認をしてくれるケースもあります。

在籍が確認できる書類

• 社会保険証
• 源泉徴収
• 給与明細書
• 確定申告書

上記のような書類が用意できて、在籍確認電話に不安があるのならば、カードローン会社に代替措置はないかを相談してみると良いでしょう。

在籍確認電話が避けられないなら、クレジットカードの在籍確認があるとごまかす

電話以外の方法での在籍確認を断られたり、必要書類が準備できなかったりして、在籍確認の電話が避けられなくなったのならば、アルバイト先にちょっとした嘘をつくようにしましょう。在籍確認の電話がかかってくるのは、カードローンだけではありません。実は、クレジットカードを作った場合も在籍確認の電話があるのです！

ですから、職場の人に在籍確認の電話があることを伝える際に、
「クレジットカードに申し込んだから、在籍確認の電話がある」
と言っておきましょう。そうすれば、カードローンの利用が周囲に知られる可能性は一切ありませんし、怪しまれることもありません。

SMBCモビットのWeb完結申込サービスなら在籍確認電話がない！

在籍確認の電話が不安だけれど、カードローン会社に交渉したり職場で嘘をついたりするのは 気が引けるのならば、「SMBCモビットのWeb申込完結サービス」を検討しましょう。

SMBCモビットのWeb申込完結サービスは、電話連絡なしを謳っていますから、交渉するまでもなくアルバイト先に電話がかかってきません。

SMBCモビットのWeb完結サービスの必要書類と条件

上記の申込条件に当てはまり、書類が準備できるならば、「SMBCモビットのWeb申込完結サービス」の利用をお勧めします！

まとめ｜アルバイトでもカードローン審査は通過できる！

アルバイトでも成人していて一定の収入がある方であれば、大半のカードローン会社が利用可能の対象者としています。加えて、下記の6つの条件を満たしていれば、かなり審査において有利です。

1. 同じ勤務先でのアルバイトを一年以上続けている
2. 継続した安定収入が毎月ある
3. 社会保険に加入している
4. 居住年数が長い
5. 年齢が若い
6. 借入希望額が10万円以内

ただし、上記の条件を満たしていても審査において下記のようなことをやってしまうと、審査に落ちる可能性が高まります。

自身が審査に有利な条件を満たしているかを確認し、満たしていない場合も改善できることは改善できるようにしましょう。さらに審査時にやってはいけないことは避けるようにすれば、アルバイトであろうがカードローンは利用できます！

また、カードローン利用に際しては、「金利は高くないか」、「無利息期間があるか」といったことも確認し、アルバイトでも在籍確認の電話があることも押さえておきましょう！