賃貸の入居審査にカードローンの借入は影響する?

更新日:2019年10月29日 1,519 view

賃貸物件への引っ越しを考えている方の中には、

「カードローンを利用しているけれど、賃貸の入居審査に影響はある?」
「カードローンを滞納してしまった。 引っ越しを考えているけれど、入居審査に落とされないか心配…」

など、賃貸の入居審査にカードローンの利用履歴が影響するのかどうか不安…という方もいるでしょう。

そこで本記事では、「賃貸の入居審査時にカードローン利用の影響があるのか」、「賃貸の入居審査時にチェックされる項目」、「カードローンの利用が賃貸入居時に影響するケース」などについて、詳しく解説していきます。

賃貸の入居審査ではカードローンの借入は影響しない

賃貸の入居時には、必ずその物件の管理会社や大家さん(物件のオーナー)により、入居希望者の「入居審査」が行われています。

物件の管理会社や大家さんは信用情報を参照できない

賃貸の物件の管理会社や大家さんは信用情報機関(=CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター)に加盟していないため、カードローンなどの利用履歴である信用情報を参照できません。

このため、(管理会社や大家さんだけが入居希望者の入居審査をする場合は)カードローンの利用が賃貸の入居審査に影響しないと考えられます。

信用情報とは?
信用情報とは、クレジットやローンなどの信用取引に関する契約内容や返済・支払状況・利用残高などの客観的取引事実を表す情報です。

出典:JICC公式サイト

信用情報に異動情報(=ブラック)があっても審査に影響はない?

カードローンで長期滞納(3ヶ月連続、または61日以上)してしまった方は、信用情報に異動情報が残されます。

信用情報の異動情報とは、信用情報が「ブラック」のことを指すのですが、ブラックの状態であっても「信用情報を参照されない限り」は、賃貸の入居審査に影響が出る恐れはありません

※なお、一部の家賃保証会社を利用する場合は、カードローンの利用が入居審査に影響する可能性があります。カードローンの利用が入居審査に影響するケースは、後の項目で詳しく解説します。

賃貸の入居審査でチェックされる項目

管理会社や大家さんは、入居審査時に申込者のどのような項目をチェックしているのでしょうか。

  • 収入と家賃とのバランス
  • 職業や勤務先、雇用形態
  • 勤続年数
  • 見た目の印象
  • (同じ管理会社を利用する場合は)家賃の滞納履歴
  • 連帯保証人

それぞれの審査項目について、簡単に解説していきます。

収入と家賃とのバランス

入居審査時には「収入と家賃」とのバランスが重視されます。一般的に「家賃は手取り給与の30%以内ほどに抑えるべき」との考え方があるため、家賃を手取りの30%ほどに抑える方が入居審査に通過させやすい傾向があります。

ご自身の収入と、入居したい賃貸物件の家賃とを照らし合わせ、入居審査に通過させやすくするために「手取り給与の30%以内の家賃」の物件を選ぶようにしてください。

職業や勤務先、雇用形態

賃貸の入居審査時には、職業や勤務先についての審査も行われます。公務員や大企業、上場企業などへ勤めている方は審査が有利になる傾向がありますが、中小企業や小さなお店へ勤務している方も「安定した収入」さえあれば、入居審査が不利になるケースはほぼありません。

また、雇用形態も審査対象となり、

正社員 > 契約社員 > 派遣社員・アルバイト

の順で「安定した収入がある」と判断されやすく、賃貸物件の入居審査が有利になる傾向があります。

勤続年数

入居審査では、勤続年数も審査対象となります。勤務年数が数日間〜3ヶ月間ほどの短い場合は「安定収入」を認めてもらいにくく、入居審査に落とされる可能性が高いでしょう。

賃貸物件の管理会社や大家さんの判断により異なりますが、少なくとも6ヶ月以上勤続年数がある方が入居審査に通過させやすくなるでしょう。

見た目の印象

また、見た目の印象も入居審査に影響がある可能性があります。好印象を持ってもらう方が審査通過率が高まりやすいため、清潔な格好をして、管理会社(または大家さん)と賃貸物件の相談をするように心がけてください。

(同じ管理会社を利用する場合は)家賃の滞納履歴

少し特殊なケースですが、「過去または現在利用の管理会社や大家さんと、次の賃貸物件の管理会社や大家さんが同じ」という場合は、過去の家賃の滞納履歴に注意してください。

過去に家賃の滞納履歴がある場合は入居審査が不利になり、同じ管理会社、大家さんの入居審査で落とされる可能性が高まるでしょう。

連帯保証人

賃貸物件を借りる時には連帯保証人が必要となるケースがほとんどです。連帯保証人は相手の承認があれば誰でもなれますが、「親族」が保証人になっているほうが審査が有利になる傾向があります。

連帯保証人がいない場合は家賃保証会社を利用する

ただし、両親や兄弟、親戚、友人、知人など、連帯保証人を頼める方がいない場合は、「家賃保証会社」を利用することになります。

なお、この家賃保証会社を利用する時には、「カードローンの利用が入居審査に影響する可能性がある」点に注意してください。

次の項目でカードローンの利用が入居審査に影響が出るケースについて、詳しく解説していきます。

家賃保証会社利用時にカードローンの借入が入居審査に影響するケース

家賃保証会社とは
賃借人が家賃滞納などの家賃債務の債務不履行をした場合、賃借人に変わって家賃保証会社が代位弁済を賃貸人に行う。賃貸保証会社、家賃債務保証会社という呼称を用いることもある。

出典:家賃保証会社|ウィキペディア

家賃保証会社とは、賃貸契約者が家賃を支払えなくなった時に、契約者本人に代わって家賃を保証する会社のことを指します。

信販会社系の家賃保証会社を利用する時は信用情報に注意

この家賃保証会社には様々な会社があるのですが、近年ではクレジットカードを発行する「信販会社」が家賃保証業務を行っているケースもあります。

家賃保証業務も行う信販会社(一例)

  • オリエントコーポレーション
  • アプラス
  • ライフ
  • エポスカード
  • ジャックス
  • セディナ

上に挙げた信販会社系の家賃保証会社は、カードローンの利用履歴が残される信用情報機関のCICやJICCに加盟しています。

このような信販会社が家賃保証業務を担当している場合、カードローンの利用履歴である信用情報を参照して入居審査に反映させるため、カードローンの利用が入居審査に影響する可能性が高い点に注意してください。

連帯保証人と家賃保証会社、両方の利用が必要な場合もある

連帯保証人を立てられれば家賃保証会社を利用しなくても良い場合が多いのですが、賃貸物件の管理会社によっては「連帯保証人と家賃保証会社」の両方が必要となるケースもあるので注意が必要です。

※連帯保証人を立てた上で、さらに家賃保証会社が必要となる理由は、家賃保証会社を通すことで、「家賃未払い時に確実に家賃を回収できる」ためだと考えられます。

カードローンの利用が家賃保証会社の入居審査で不利になるケースとは?

ここで、カードローンの利用履歴が家賃保証会社の審査で不利になるのはどういったケースなのかを確認しておきましょう。

  • カードローンの滞納履歴がある場合
  • 短期間で何度もカードローンの審査に落ちている場合

それぞれのケースについて解説します。

カードローンの滞納履歴がある場合

カードローンの返済に遅れてしまうと、信用情報に「滞納履歴」が残されます。

信用情報に滞納履歴があると、家賃保証会社から「お金の管理が甘く、家賃を支払ってくれないかもしれない…」「お金に困っていて、家賃も滞納するかもしれない…」と見られてしまい、入居審査に落とされる可能性が高まります。

また、信用情報がブラックの状態であれば、家賃保証会社の入居審査に必ず落とされるため、ブラックの方は家賃保証会社を利用しない賃貸物件へ申し込むようにしましょう。

短期間で何度もカードローンの審査に落ちている場合

信用情報には、カードローンの利用履歴だけではなく、「申し込み履歴」の情報も記録されます。

短期間で複数回カードローンの申し込み履歴がある場合、複数回カードローンの審査に落ちていることがバレてしまうため、「大きな金融トラブルを抱えているかもしれない」と怪しまれ、入居審査が不利になる可能性が高いです。

一度カードローンの審査に落ちてしまったら、信用情報からカードローンの申し込み履歴が消える「6ヶ月後」以降にカードローンへ申し込むようにしましょう。

このようにカードローン利用時のトラブルがある場合は入居審査が不利になりますが、トラブルなくカードローンを利用している場合は、入居審査に悪い影響はありませんので安心して下さい。

一時的な引っ越し資金が足りない場合はカードローンの利用が便利

なお、引っ越しを検討している方で、手持ちのお金にあまり余裕がないという方は、一時的な借入のために「カードローン」をうまく活用してみましょう。

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信販会社系の入居審査はカードローンの利用履歴が参照されるので注意

本記事では、「賃貸の入居審査時にカードローン利用の影響があるのか」、「賃貸の入居審査時にチェックされる項目」、「カードローンの利用が賃貸入居時に影響するケース」などについて詳しく解説を進めてきました。

一時的にキャッシングしたいならカードローンが使いやすい

  • 物件の管理会社やオーナーは信用情報を参照できない
  • 入居審査で重視されるのは収入と家賃のバランス
  • 職業や見た目、連帯保証人も入居審査の対象となる項目
  • 勤続年数が長いほど入居審査に有利になる
  • 連帯保証人を立てられない場合は家賃保証会社を利用する
  • 信販会社系の家賃保証会社は審査時に信用情報を参照する可能性が高いので注意
  • カードローンを滞納していると信販会社系の入居審査に落とされやすい
  • 短期間の内に何度もカードローンへ申し込んでいると入居審査が不利になる
  • 一時的に引っ越し資金が足りない時はカードローンをうまく活用する

賃貸物件の管理会社や物件の大家さん・オーナーは、信用情報機関へ加盟していないため、管理会社や大家さんが入居審査をする時にはカードローンを利用していても、入居審査に影響はありません。

ただし、連帯保証人が立てられない場合や入居時に家賃保証会社の利用が必須の時に「信販会社系の家賃保証会社」を利用する場合、入居審査時に信用情報(カードローンの利用)が参照されるので注意が必要です。

なお、カードローンを滞納やトラブルなく利用している方は、信販会社系の家賃保証会社を利用しても入居審査に悪い影響はありません。引っ越し資金など、一時的なお金が足りないという方は、カードローンをうまく活用するようにしてください。

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