住宅ローンはカードローンの残高が影響するって本当?

更新日:2017年10月4日 公開日:2017年8月9日890 view

現在カードローンを利用しているけど、住宅ローンは組めるのか? と心配な人もいるかもしれません。せっかく良い物件が見つかっても、利用中のカードローンがこれから利用する住宅ローンにどのような影響があるのか悩みの種にもなっているでしょう。

そこで、この記事では「住宅ローンはカードローンの残高によってどのような影響を与えるのか」について詳しく解説していきます。しっかり理解してマイホーム購入のために学習していきましょう。

住宅ローンとカードローン残高の関係性

住宅ローンとカードローン残高の関係性

カードローンの利用中に住宅ローンの利用は可能です。ただし、カードローン利用中、もしくは過去に利用していた人は下記の項目について考慮しておかなければいけません。カードローンは住宅ローンに影響があるんです。

  • カードローンで大きなお金を借りている
  • 現在カードローンの返済を滞納している
  • 過去にカードローンで大きな事故を起こしてしまった
  • 現在カードローンを利用していないが、カードローンの解約もしていない

カードローンで大きなお金を借りている

現在カードローン利用中で、さらに大きなお金を借りている人は注意が必要です。カードローン利用中の人は、クレジットヒストリー(=クレヒス、信用情報)が信用情報機関に履歴が残されています。クレヒスとはカードローンなどの利用履歴、つまり、借入額や返済額、返済状況などのことを指します。

住宅ローン審査ではクレヒスの内容もしっかりとチェックされる

住宅ローンを申し込む時に審査される項目として、「年収」や「勤続年数」などの経済力に関係する内容と、返済意思などに関する「信用情報」の内容が最も大きく影響します。現在カードローン利用中で大きなお金を借りている人は、限度額や毎月の返済額も大きくなっている可能性があるので、住宅ローンに悪影響が出てしまう可能性があります。

住宅ローンでの返済比率は25%が目安

住宅ローンの審査で重要視される項目は返済比率です。返済比率とは、年収の中から何%を返済額として充てられるかを数値化したもので、住宅ローンの場合は25%ほどとされています。

つまり、年収400万円の人であれば返済比率は

400万円 × 25% = 100万円

となり、年間で100万円の返済額が貸付上限となります。仮に20年の住宅ローンを組む場合であれば、

100万円 × 20年 = 2000万円

となり、2000万円までの借入額が目安なんですよね。住宅ローンではその他の要素も関係して貸付上限額が決められますが、返済比率は限度額を決める上での大きな指標となります。つまりカードローン利用中で毎月5万円の返済をしているという場合は年間60万円の返済額となりますよね。ですからカードローン利用中には「100万円 − 60万円 = 40万円」となり、カードローンを完済するまでは、年間40万円しか住宅ローンに充てられるお金が残りません。このため、現在カードローンを利用している人は住宅ローンで借りられる限度額を引き下げられる可能性があります。

カードローンを利用中の人は繰上げ返済で完済を目指しましょう

返済比率の関係があり、現在カードローンを利用中の人は、住宅ローンの限度額が減額される傾向があります。ですから出来ればお金に余裕のある月には繰上げ返済を行なって、住宅ローン利用前には完済させておく方が無難でしょう。

現在カードローンの返済を滞納している

カードローンの返済を滞納している場合、先ほど説明したクレヒスに「滞納履歴」が残されています。クレヒスは返済能力や返済意思を確かめられるものとして、審査では重要視されます。滞納や未納履歴があると、「借りたお金を返さない人」として判断されてしまうので、住宅ローン審査に不利となってしまうのです。

クレヒスには過去2年間の返済履歴が残る

カードローンの返済で滞納など、比較的小さな事故を起こしてしまった場合は事故から2年後以降に住宅ローンを申し込む方が審査通過率が高まるでしょう。2年間はクレヒスに返済履歴が残されるので、クレヒスをきれいな状態に戻すためには2年の歳月が必要となるためです。過去の返済トラブルは住宅ローンに確実に不利となるので、少しでも審査落ちしてしまうリスクを減らしておきましょう。

過去にカードローンで大きな事故を起こしてしまった

1ヶ月程度の滞納であればクレヒスにはそこまで大きなキズが残らないのですが、債務整理にあたる「個人再生」や「自己破産」などの大きなトラブルを起こしてしまった人は、住宅ローン審査には落とされてしまうでしょう。

債務整理の履歴は10年間ほど残される

債務整理は最も大きな個人の金融事故として扱われます。つまり、債務整理を行なってしまうとクレヒスに大きな傷がついてしまい、ブラックリストに入ってしまうのです。ブラックリストに入ってしまったら、住宅ローンはもちろんですが、カードローンなどの各種ローンや年会費無料で審査が簡単なクレジットカードでさえ、審査に落とされてしまうのです。

また、自己破産後の10年間程度はクレヒスに履歴が残されてしまうので、その間はほぼ間違いなく住宅ローンの審査に通らなくなるんです。過去に大きな金融事故を起こしてしまった人は、十分に気をつけてくださいね。

現在カードローンを利用していないが、カードローンの解約もしていない

注意しておきたいのは、この「カードローンを利用していないが、解約もしていない人」です。中には解約していないカードローンが原因となり住宅ローン審査に落ちてしまう人もいるんです。

カードローンの限度額が大きく影響する

現在利用していないカードローンにも、利用限度額が設定されています。いくらカードローンを利用していないとしても、カードローンで限度額が与えられているために、住宅ローン利用中でもカードローンでキャッシングが行えますよね。

このため、カードローンの限度額が高く設定されている人は、住宅ローンの貸付金回収のリスクから「住宅ローン審査」に落とされてしまう可能性があるんです。もしあなたに現在利用していないカードローンがあれば、解約しておく方が住宅ローン審査の通過率が高まると言えます。

住宅ローンの審査に通過しない時は?

住宅ローンの審査に通過しない時は?

あなたがカードローン利用中で住宅ローンの審査に通過しない時は、下記の2つのポイントを抑えておくと解決できる可能性があります。

  • 毎月の返済額が高額になっていないかチェックしてみる
  • 信用情報に傷がついていないか情報開示を行う

毎月の返済額が高額になっていないかチェックしてみる

先ほども解説したように、毎月カードローンの返済額が大きくて「返済比率の25%」を圧迫している場合は、カードローン利用中では返済能力が認められずに住宅ローン審査に落ちてしまう可能性があります。カードローンで大きなお金を借りた場合は、短期間で完済させた後で住宅ローンを申し込むか、長期間の返済で毎月の返済額を抑えながら住宅ローンに申し込むか、どちらかの方法を選択することになります。

カードローン利用中の住宅ローンの借入限度額とは?

あなたのステータス(年収やお勤め先、勤続年数など)によって住宅ローンの借入限度額が異なってくるので一概には言えませんが、カードローン利用中の人は、ざっくりと下記の計算で算出できるでしょう。

あなたの住宅ローンの利用限度額 − カードローン残金 = 実際に住宅ローンでの利用限度額

また、前項で解説したように返済比率は25%が目安となるため、例えば年収400万円の人が20年の住宅ローンを組む時の限度額は2000万円が目安でしたよね。ですからカードローンの借入れが100万円ある場合は、1900万円が住宅ローンの限度額の目安となります。

カードローンを長期間で返済する場合、毎月の返済額はどのくらいになる?

また、現在カードローンを利用中で、すぐに完済できない人は、長期間の借り入れに切り替えて毎月の返済額を抑えましょう。返済比率の枠を少しでも広げておくことで、住宅ローン審査に通過できる可能性が高まるでしょう。

金利18%で借り入れた100万円を1年と5年で返済する場合の毎月の返済額と返済総額の違い
  元金定額リボルビング方式 元利定額リボルビング方式
返済回数 12回(1年) 60回(5年)
毎月の返済額 91,680円 25,393円
返済総額 1,100,160円 1,523,606円

このように、返済回数を増やすとその分利息がかかるので返済総額が大きくなるのですが、毎月の返済額をかなり抑えられますよね。毎月の負担額が小さければ、住宅ローン審査もそこまで不利にはなりません。カードローンを短期間で完済できない人はできるだけ長期間で少額の返済額へ切り替えてみましょう。

信用情報に傷がついていないか情報開示を行う

住宅ローン審査に大きな影響を与えるのが信用情報です。この信用情報はどのような機関が実際に管理を行っているのか、具体的に確認していきましょう。

信用情報はどんな機関で管理されているのか

住宅ローン審査に重要となる信用情報は国内の3つの信用情報機関で管理されています。下記に表でまとめてみました。

信用情報機関 JICC(日本信用情報機構) CIC(シー・アイ・シー) 全国銀行個人信用情報センター
履歴が保管される内容 主に消費者金融の利用履歴 信販カード会社の利用履歴 主に銀行のローン関連の利用履歴

このように、3つの信用情報機関ではそれぞれ異なる履歴を保管しています。しかし、3つの信用情報機関では情報が共有されているため、いずれかの金融業者で返済トラブルなどを起こしてしまった場合には住宅ローン審査時にはすぐに参照されてバレてしまうんです。

自分の信用情報の履歴は1,000円程度で開示できる

記録されている自分の信用情報ですが、どの信用情報機関でも手数料(1,000円程度)を支払えばすぐに開示できます。JICCやCICでの情報開示はインターネットから申し込めるのですが、全国銀行個人信用情報センターでは郵送による申し込みしか受け付けていないので注意してくださいね。もし住宅ローンに通過しない時に、自分が過去に返済事故を起こしていないか分からない場合は、手数料を払って信用情報を開示してもらうことで、住宅ローンの審査に落ちた原因が分かる場合もあるんです。

銀行カードローン利用中の人は同じ銀行の住宅ローンでおまとめできる可能性もある

銀行カードローン利用中の人は同じ銀行の住宅ローンでおまとめできる可能性もある

住宅ローンは金利1%前後ととても低く設定されています。カードローンでは最大18%という高い金利が設定されていますよね。これから利用する住宅ローンに現在利用中のカードローンをまとめられないかな、と思う人も多いと思います。

同じ銀行の住宅ローンであれば、カードローンを住宅ローンに組み込める可能性がある

可能性としては低いのですが、現在あなたが銀行カードローンを利用している場合で同じ銀行で住宅ローンも検討している場合は、低金利の住宅ローンに高金利のカードローンを組み込める場合もあります。銀行側としても大きなお金を貸して利益を出したいと考えているので、住宅ローンを契約してもらいたいという気持ちがあります。実際に担当スタッフに相談することで「住宅ローンにカードローンをまとめられた」という人もいるんですよ。もし現在銀行カードローンを利用中の人は、一度相談してみることをおすすめします。

どんな住宅ローンを選べばお得に借りられる?

どんな住宅ローンを選べばお得に借りられる?

さいごに、実際に住宅ローンを選ぶときには、どのようなポイントを抑えておけば良いのか確認していきましょう。

  • とにかく金利が低い住宅ローンを選ぶ
  • 金利タイプから住宅ローンを選ぶ

とにかく金利が低い住宅ローンを選ぶ

20年〜30年という長い年月の間借り入れを行う住宅ローンは、金利が0.1%変わるだけでも返済総額に大きな差額が生まれてきます。ただし、公式サイトで公表されている表面金利だけでは判断できません。

表面金利と実費金利の違いについて

住宅ローンで注意しておきたいのは「表面金利」と「実質金利」と2つの比較すべき金利があることです。表面金利とは、住宅ローンで公表されている表面上の金利となります。しかし、住宅ローン利用時には契約保証料、収入印紙代、事務手数料、繰り上げ返済料など、様々な手数料が発生するんです。これらの手数料全て含めたものを実質金利と呼びます。ですから、表面金利が低く設定されていても、実質金利は高くなっているケースもあります。住宅ローンの利息や手数料など、複雑な仕組みになっているので、様々な項目を比較限度する必要があります。

金利タイプから住宅ローンを選ぶ

また、住宅ローンを選ぶときには金利タイプも選択時の重要な項目となってきます。金利タイプとは「全期間固定型」「変動型」「固定期間選択型」があります。どれを選ぶかによっても返済総額が変わってくるので、みなさんが頭を悩ませるポイントとなるでしょう。どの金利タイプが最もお得なのかは社会の景気によっても異なってくるので、それぞれの大きな特徴だけ解説します。

全期間固定型の金利タイプの特徴

全期間固定型とは、借り入れ前に金利が確定し、完済までの期間中は同一の金利で住宅ローンを組むタイプとなります。金利が少し高めに設定されるのですが、完済までの期間の金利が固定されているため、ライフプランを立てやすいのが特徴となります。フラット35と呼ばれる住宅ローンが全期間固定型の代表的なローンとなります。

変動型の金利タイプの特徴

変動型の金利とは、銀行などで提供されている代表的な住宅ローンの金利となります。契約時の金利は1%未満と低く、金利の見直しによる金利アップの可能性があるタイプとなります。金利は半年ごとに見直しがあり、返済額は5年ごとに見直しがあるのが一般的です。また、返済額の増加は最大25%上がるので、急に返済額が上がってしまう可能性があります。つまり、毎月8万円の返済額が、返済額の見直しにより10万円へと上がってしまうリスクもあるんです。

固定期間選択型の金利タイプの特徴

固定期間選択型の金利タイプとは、名称の通り、2年間、5年間、10年間と、その間の金利を固定できるタイプとなります。期間が長いほど金利が上がりますが、その間は変動しないので、家計のプランも立てやすいんです。固定期間が終了すれば、再度固定期間選択型か変動型かを選べる仕組みになっています。

固定期間選択型をうまく活用するには、家族間で計画をしっかりと練っておくことです。例えば、子供が学校を卒業するタイミングで固定期間を完了するようにしておけば、万が一金利が高くなってしまっても、子供の学費に充てていたお金を住宅ローンの返済へと回せますよね。

住宅ローンは複雑なので様々な情報を常にチェックしておきましょう

また、住宅ローンに関する最新情報の動向もしっかりとチェックしておきましょう。もしあなたが欲しいと思うマイホームが見つかっても住宅ローン探しに困ってしまわないように、日ごろから様々なローンの最新情報をチェックしておくのもおすすめですよ。

まとめ|カードローン利用中でも住宅ローンを利用できる確率は高い

カードローン利用中でも住宅ローンを利用できる確率は高い

この記事では、カードローン利用中に住宅ローンを利用する際に気を付けておきたいポイントを解説してきました。カードローン利用中であっても住宅ローンは利用できる可能性が高いのですが、審査には多少不利な条件となります。

当編集部のおすすめは、「カードローン完済→カードローン解約→住宅ローン申し込み」という方法です。カードローンを完済し、さらにカードローンを解約しておくことで与信枠(信用の枠=認められる返済能力)を広げておき、住宅ローンに専念できるように準備しておきましょう。ぜひこの記事を参考にしながらマイホーム購入のため、利用中のカードローン完済を目指してみてくださいね。

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